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2009年10月28日:NASAの次世代有人宇宙船実証機「Ares I-X」テスト飛行成功!
 
(文責:五月女)先日から打ち上げ準備を進めてきたNASAの次世代有人宇宙船実証機「Ares I-X」ですが、天候不良による数日の延期を経て本日初打ち上げに成功しました(打ち上げの様子はこちらへ)。
 
打ち上げ準備中のAres I-X(左:奥にスペースシャトルも写っている珍しい写真)と、 打ち上げられた様子(space.comより)
 
 
今回のフライトでは安定した機体上昇に続き、1段目と2段目の正常な分離、1段目パラシュートの正常な展開などが確認され、実験は成功裏に終了しました。また700個の搭載センサーと地上カメラ、航空機カメラによる徹底したモニターが実施され、今後数ヶ月をかけて詳細なデータの解析が実施されます。
   

現在オバマ大統領は民間有識者による調査委員会・Augustine Panelがまとめた「今後のアメリカ宇宙開発に関する調査報告・提案書」を詳細に検討しています。その中には、「NASAは民間企業では担当できない月・火星有人探査に集中し、地球低軌道への人員輸送はもっとSpace X社やOrbital Sciences社などの民間ベンチャー企業に任せるべきだ。そのためにNASA主導のAres I 計画も中止すべきだ」という案も盛り込まれているとの事です。官僚組織としてのNASAから民間企業による開発にシフトすることで、米・有人宇宙輸送システムの安全意識やコスト意識が劇的に改善されることが期待されますので、私も個人的にこの案には賛成です。今回の打ち上げ成功自体は技術的に有意義なものですが、今後の更に大局的な決定が待たれます。

五月女

 

     
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