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2009年2月15日:インド、2015年の有人宇宙船打上を計画中。
 

インド宇宙局(ISRO: Indian Space Research Organisation)は、現在2015年の初飛行を目指して有人宇宙船を開発しています。実現すればロシア、アメリカ、中国に続き「自力で人間を宇宙空間に打ち上げる宇宙船を開発した4番目の国」となります。

インドが開発中の有人宇宙船(左)と2007年に大気圏再突入実験に成功したカプセル(右:ともにspace.comより)
 
 
 
Space.comに掲載されていた記事によりますと:
  ●インドは宇宙分野で1980年代からロシア(当時旧ソ連)との密接な関係を保ってきた。今回の有人宇宙船開発もロシアの強力な援助の元、実施されている。
  ●打上はGSLVロケットの安全性を更に高めた改良型で行われる。3トンのカプセルには3人の飛行士が乗りこみ、400キロの高度に1週間滞在できる性能を目指す。更に派生型は軌道に残すモジュールを連結する予定。
  ●プロジェクトは2007年に始動しており、2015年の初有人飛行までに2000億円の予算を見込んでいる(まだ議会の承認は完全には得られていない)。
  ●2007年には耐熱タイル(熱防御システム)を搭載した無人カプセルを大気圏に再突入させ、回収する実験に成功。今後は宇宙飛行士の閉鎖空間での生命維持装置開発、ロケット安全性の向上と緊急避難システム開発、管制センターの建設などを実施する予定。
  ●バンガロールに宇宙飛行士訓練施設を建設。2013年にはインド人飛行士をロシアのソユーズ宇宙船で宇宙に打ち上げ、2015年の初飛行に備えたい。
   
   

中国の有人宇宙開発の躍進に続き今回のニュースに触れ、私は「日本でもなぜ有人宇宙開発をやらないのだろう?」という強い疑問に駆られています。有人宇宙飛行技術の習得は短期的にもより多くの若手エンジニアを宇宙開発に惹きつけ、宇宙開発技術やそこから派生する日本の航空宇宙技術全般の底上げにつながるはずですし、長期的には来るべき有人宇宙時代において、国家としての発言権を増すことが期待できます。日本にはH2-AロケットやHTV、「きぼう」という立派な技術がすでにあり、後はやる気だけの問題と言えます。私は普段アメリカにおりますので日本には私の知らない有人宇宙開発を阻む事情があるのだとは思いますが、逆にアメリカで個人の大富豪が私財をなげうって宇宙船を開発している状況に多く触れる中で「予算の獲得や法改正など難しい問題はどこの国にもあるが、様は最後はヴィジョンとやる気の問題だ」ということを強く確信しています。

五月女

 

     
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