今回の発表は先日お知らせした「バルブ破損の配管への影響」検証に時間がかかっているためです。スペースシャトルは「なるべく機体の多くの部分を再利用することで宇宙への打上コストを大幅に安くする」というコンセプトで1981年に登場しました。しかし実際には再利用する部品の精密検査やメインテナンスに膨大な時間とコストがかかり、更に複雑なシステムはたびたびの不具合発生、打ち上げ延期を余儀なくされてきました。NASAが2015年以降の有人飛行実現を目指している次世代宇宙船「オリオン」はロシアのソユーズ宇宙船同様の「使い捨て型」になりますが、その量産効果とシステムの簡素化により経済性と安全性を両立させる道が模索されるはずです。
ところで今回のフライトには宇宙航空研究開発機構の若田宇宙飛行士も乗り込みますが、若田飛行士は日本人として始めて国際宇宙ステーション長期滞在を実施します。日本の有人宇宙開発にとっても大変意義のあるミッションと言えるでしょう。
五月女
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