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2009年4月11日:ロシアとヨーロッパが次世代有人宇宙船の共同開発を検討中。
 
ロシア連邦宇宙局は次世代有人宇宙船のヨーロッパ宇宙機関との共同開発を検討中です。1960年代より50年に渡り使い続けられているソユーズ宇宙船に代わる新型宇宙船は暫定的にProspective Piloted Transport System (PPTS)と呼ばれています。
 
ロシアが構想中の新型宇宙船と、ソユーズ宇宙船との大きさ比較(RussianSpaceWeb.comより)
 
 
現在明らかになっているPPTS計画の全容ですが:
  ●PPTSは6人の宇宙飛行士と500kgの貨物を地球低軌道に打ち上げ、軌道に30日滞在する能力を有する。
   国際宇宙ステーションには1年間、ドッキングしていることができる。
  ●PPTSは4人の宇宙飛行士と100kgの貨物を月周回軌道に乗せることが出来る(月面に着陸は出来ない)。
   地球出発から期間まで最長2週間の宇宙滞在が可能(筆者注:通常月へは片道3日かかるので、
   約1週間月周回軌道上に滞在できると思われる)。
  ●更に将来的には火星への有人飛行も視野に入れた設計を想定している。
  ●打ち上げにはソユーズ改良型のソユーズ3もしくは新規開発のアンガラロケットの使用が想定される。
   2011年の初飛行が見込まれるアンガラロケットがより有力視されている。
   
   
打ち上げ候補ロケットのアンガラロケット(左)とソユーズ3ロケット(RussianSpaceWeb.comより)。
新規開発中のアンガラロケットの使用がより有力視されている。
 
 
 

ヨーロッパは独自に開発しているATV(Automated Transfer Vehicle:宇宙ステーションに物資を輸送する無人貨物船)の技術をなんとかPPTSに盛り込んでいきたいかたちです。今後ロシアとヨーロッパがどのような協力体制を組んでいくのかや、実用化の時期などいまだ不透明な点もあり、今後の動向が注目されます。

五月女

 

     
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