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2009年4月25日:2014年中の「日の丸サブオービタル宇宙機」実現を目指すPD Aerospace社。
 
パルス燃焼と呼ばれる非常にユニークな燃焼方式に着目したPD Aerospace社(本社名古屋)は、2014年の「日の丸サブオービタル宇宙機」実現を目指した有人機開発を本格的に開始することを発表しました。開発には宇宙航空研究開発機構、筑波大学、名古屋大学、九州工業大学などが参加する共同開発体を結成、2013年の無人機による高度100キロ到達の後、2014年のクリスマスまでの有人宇宙飛行実現を狙います。
 
パルスジェットエンジンの基本構造(wikipedia.orgより)。
爆発と吸気を高サイクルで繰り返し、安定した推力を得る。
 
 
 

パルス燃焼を用いたエンジンは、パルスジェットエンジン、パルスデトネーションエンジンなどが挙げられます。通常のジェットエン ジンと異なりタービンやピストンなどの回転部を持ちません。燃料と空気を混ぜたガスを燃焼器の中で点火・爆発させ、その圧縮力を 直接推進力に転換します。爆発と空気引き込みのサイクルを非常に高い周波数で繰り返すことで安定した推力を得ることが出来ます。エンジンの長さ、直径、点火プラグの位置、混合ガスの燃焼タイミングなど非常に多くの要素がデリケートに絡むエンジンですが、一旦その最高性能が引き出せれば、非常にシンプルな構造で高い効率の推進力を得ることが出来ます(詳細はこちら:PD Aerospace社リンク承認済)。同社社長 緒川氏は、このパルス燃焼エンジンを更に進化させ、ジェット機能とロケット機能を一つのエンジンで達せさせること(デュアルモード・パルスデトネーションエンジン)を検討中です。 同社では昨年8月にデモンストレーション機の初飛行に成功していますが、今回の共同開発体の結成により、その開発にいよいよ弾みがつきそうです。

五月女

 

     
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