今回の延期は「打ち上げ時の振動が許容範囲内かを見極め、必要なら適切な処置をとる」という技術的な側面に加え、Blue-ribbon panelという委員会が「そもそもAres Iロケットはシャトルの後継機として最適な宇宙船なのか?」を検討し、来月にもオバマ大統領に報告することになっているためです。NASAは「実績の有るスペースシャトル・固体ロケットブースターをベースに開発しているAres Iロケットが現時点で最も低コストで信頼性のあるシステムだ」と主張する一方、メーカーや有識者の間では「はるかに打ち上げ実績の多い無人のデルタロケットやアトラスロケットを改良する方が安全で安上がりだ」という主張もあり、それらを総合的にオバマ政権が判断して、今後のアメリカの宇宙開発方針を決定していくことになっています。来月の答申の結果にも注目したいと思います。
五月女
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