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2010年6月4日:Space X社開発のFalcon9ロケット、初打ち上げに成功!

(文責:五月女)ロサンゼルスに拠点を持つSpace X社開発のFalcon9ロケットがフロリダ州ケープカナベラル空軍基地からの初打ち上げに成功しました。 打ち上げの動画はこちらからお楽しみいただけます(2分50秒のあたりで打ち上げが、6分のあたりで第一段ロケットの切り離しが確認できます。バックで子供の声が聞こえますが、関係者の家族も打ち上げに招待されているようです)。

 
 

打ち上げ直後のFalcon9ロケット(左)と第一弾ロケットを切り離した後の様子(space.comより)

 
 
 
2002年創業のSpace X社では「安価で安全な宇宙輸送系の実現」を合言葉に、これまで5回のFalcon1ロケット打ち上げを実施(うち2回の軌道到達に成功)してきました。今回打ち上げられたFalcon9ロケットはFalcon1ロケットに使用されるロケットエンジンを9基束ねた大型ロケットで、最終的には国際宇宙ステーションや民間宇宙ステーションへ貨物・人員を輸送するためのDragon宇宙船打ち上げに使用されます。徹底したコスト管理とロケット一部の回収・再利用による低コスト化を目指しています。先日オバマ大統領が発表したアメリカの新宇宙政策のうち、「打ち上げ手段の民間シフト」の要となるプロジェクトだけに、今回の打ち上げ成功はオバマ政策を強力に後押しする効果が期待されます。さて今回のFalcon9ロケット打ち上げ関連情報と今後の予定ですが:
   
  ●2010年6月4日:1号機打上。Dragon宇宙船は今回ダミー搭載。高度250キロの地球低軌道到達成功。
  ●2010年後半:2号機打上。Dragon宇宙船(実物)の軌道上マヌーバと大気圏再突入試験を実施予定。
  ●2011年:3号機打上。Dragon宇宙船(実物)の国際宇宙ステーションへのドッキングを実施予定。
 

現在米国では他にもOrbital Sciences社(オービタル宇宙船)、Space Dev(オービタル宇宙船)、Bigelow Aerospace 社(民間宇宙ステーション)、Blue Origin計画(サブオービタル宇宙船)、Scaled Composites社(サブオービタル宇宙船)などのプロジェクトが独自の技術開発を強力に推進しています。2010年代の米国有人宇宙開発からは目が離せません。

五月女

 

     
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