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2010年6月15日:JAXA、イカロスのセイル展開をカメラ撮影で確認成功。
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(文責:斎藤(紀))2010年5月21日(日本標準時)種子島宇宙センターから打ち上げられたイカロスは、6月15日に自身から分離した分離カメラによって、展開後のソーラー電力セイル全景の撮影に成功しました。
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ロケットへ組立て中のイカロス(左)と展開前のイカロス(右)(提供:宇宙航空研究開発機構(JAXA))
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分離カメラで撮影された展開後のイカロス(左)イカロス中心部(中)分離カメラ(右)
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(提供:宇宙航空研究開発機構(JAXA))
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| 「イカロス」に関連する情報ですが: |
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●イカロスは、H-ⅡAロケット17号機で種子島宇宙センターから金星探査衛星「あかつき」との相乗りで打ち上げられました。 |
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●イカロスは6月3日にソーラーセイルの展開を開始し、6月10日に地球からの距離約770万kmで、ソーラーセイルの展張、及び、薄膜太陽電池による発電を確認しました。 |
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●6月15日分離カメラ実験を実施し,世界で初めてソーラーセイルが展開した状態(展張状態)の撮像に成功しました。
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●分離カメラは直径約6cm高さ約6cmの円柱形状で、バネによりイカロス本体から放出され、画像を無線で本体に送ります。本体に戻りません。 |
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●15分程度でカメラ実験を終了した分離カメラは、世界最小の人工惑星として太陽の周りを飛び続けることになりました。 |
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●イカロスは、引き続き、薄膜太陽電池による発電の状態を計測し、光子圧を用いた加速及びそれによる軌道制御の実証を行い、ソーラー電力セイルによる航行技術の獲得を目指します。 |
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●イカロスは打上げ時質量約310kg、直径1.6m、高さ0.8mの円筒形、展開後は一辺が14mの正方形になります。 |
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太陽の光を受けて進むソーラーセイルのアイデアは、宇宙旅行の父帝政ロシアのコンスタンツィン・ツィオルコフスキーも発想していて、100年程度前からあるものです。しかし帆の素材や展開方式など非常に難しく、近年になりやっと実用化の見通しがついてきました。欧米でもソーラーセイルの研究を進めていますが、まだ実現できていません。イカロスが成功すれば世界初の快挙なります。今回の薄型太陽電池は宇宙太陽光発電、また地上の産業利用にも応用が期待されます。JAXAはイカロスの成果をベースに2010年代後半には高性能イオンエンジンを搭載し直径50m級の中型ソーラー電力セイル探査機で木星およびトロヤ群小惑星を目指す計画もあります。太陽系大航海時代の夜明けの期待が高まります。
斎藤(紀)
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